くらしのルーズリーフ

つれづれなるままにその日暮らし

2012年06月

バースの話

Yahoo!知恵袋に、関西人夫のギャグに疲れた関東人妻の相談が載っていて。

関西人の夫と過ごすのが苦痛です。 - Yahoo!知恵袋より引用:

「お風呂?それともご飯にする?」 → 「バース!!…は…もういーひんなあ(笑)」 → (お風呂のバスと、昔、阪神タイガースにいたバース選手を引っ掛けている)
などと、確かに関西人からしても苦痛を感じるレベル。

そんな話をしつつ、友人に「バースは古すぎるよな〜。せめて湯舟にせんと」と言ったら、「湯舟なんてしらん。暗黒期の阪神、とか言われたかてそんなんしらん」と答えが返ってきた。

…そう、理解を得られぬ関西のおっさんも孤独なのです…


しかし、そんな湯舟選手がコーチに復帰しているのを今Wikipediaで知った。

やはりインターネットは便利ですな。

映画「ポテチ」を見てきました

奈良県のメンズデー割引を狙い、橿原のMovixで映画「ポテチ」を見てきました。

正直「論評の難しい作品」という印象があります。いい意味で「普通の野球映画」なのです。
野球に限らず大半のスポーツがそうだと思うのですが、そのスポーツに興味を持ち始めるのは「割とどうでもいいきっかけ」だと思うのです。語る価値のあるようなすごいきっかけなんてもんは、多く見積もっても二割ぐらいのもんでしょう。

この作品はスポーツに興味を持つ「割とどうでもいいきっかけ」を丁寧に追いかけてる作品。
物語ですから、そんな中に「どうでもよくはない事情」も織り交ぜてはきます。しかし話を通して、その「どうでもよくはない事情」はなんら解決も悪化もしない。
原作者の伊坂幸太郎さんの作品は結構「どうでもよくはない事情」を織り交ぜてくる傾向が強い印象はあって。そして最終的に「いや感動的になってるけど、状況悪くなってない?」って作品が少なからずあることを考えるときわめて前向きな展望と結論ではあるのですが…それを考慮に入れても状況は決して改善していない。

しかしそんな中、野球という「ボールが前に飛ぶだけ」の競技に関してだけは、明らかに感動的にそして本人も周りも状況がよくなっていく雰囲気を醸し出す。そして、そういういい状況を生み出すために行われているは、日々の普通の営みでしかない。だからこそ「あぁ、野球ってこんなもんよね」と共感もできる。

その共感を「よくぞ言ってくれた」と取るか「いやそれが当たり前やん」と取るかで、この作品の評価は大きく変わってくる。
個人的には、そんな話を無駄なくギュッとまとめ、完結&簡潔に映画化してくれたこの作品を高く評価したいんですが…終演前日&平日公演とはいえ、「シアターを独り占めして楽しめる」という客入りを考えると、恐らくは「当たり前の普通のこと」としてこの作品を捉えた人が多かったんでしょう。ちょっと残念な気はしますが…しゃあないのかもしれません。


なお、次回の映画鑑賞予定作はアニメ映画「グスコーブドリの伝記」を予定しています。地雷のにおいがプンプンするんですが…「難解な原作をどう誤読するか」も含めて興味深い結果を生む作品かな、という気はしてますので…。

幸いにしてmovix橿原はこの作品は上演する様子ですので次もお世話になる予定。いい裏道も見つかったのでぜひ今後ともお世話になりたいところなんですが…今日の客の入りを考えると…短い付き合いになりそうな気が…(苦笑)

ヤブ蚊を叩き潰したなう

変な時間に目が冴えてしまい、蚊の羽音に気を取られながら寝転がっていたが、とうとう蚊を仕留めたなう( ´ ▽ ` )ノ

そいや先日mixiのプロフィールを久しぶりにいじったのですが、入力しながら「どこか別なSNSでやたらいるんな質問をしてきて自ずとプロフィールを増やしたがるSNSがあったよな〜」とぼんやり思ってた(多分モバゲーさんだったと思うんだけど…退会済みで確認できんw)。

SNSを複数使っていて思うのは、SNSごとにいろんな癖があるのは確かなんですが、結局それをどう使うかは実際にそこで絡んでいる友達次第。そして同じ友達がいても片方のSNSでは絡みもう一方では絡まなかったりする。SNSがどうこう、というよりも社会ってもんがそういうもんなんでしょう。空気読めない病の私にはよく分かりませんが(^^;;

ちなみにおらが軸足をおくSNSはmixiですが、実のところmixiのみで書いてることなんてほとんどなかったりします。web経由で見てたころとは違い、アプリで見るようになってからは実のところFacebookとmixiで見る頻度はかなり似通ってきました(友人の数に比例して滞在時間は変わりますが)。
要は好きな方で好きな時に絡んでいただければ、というスタンスですんでよろしくお願いしますm(._.)m

「小中一貫制」は広げすぎると子供のためにならんと思う

このブログも、このエントリーで100個目だそうです。
つまり、運悪くこんな駄文を100個も読んでしまった、優しすぎる人もどこかにいるのかもしれない。ありがたいような、申し訳ないような、そんな気持ちになります(まぁ読んでくれてても最初の三行くらいだと信じていますがw)

そんな反省を活かすことなく、今回はいつもより長い目のエントリーを書いてみたいと思います。
本来そういう長文はここには書かないのですが…Twitter経由で自分の入ってるSNSには概ね全部更新通知が行き渡るにもかかわらず読者は少ない、そんな内輪向けのブログだからこその話だとも思いますので…。


個人的に気になったのはこのニュースなのです。

自治体判断で小中一貫校新設可能に…首相が指示(読売新聞) - livedoor ニュース

なんというのかな〜?こんなんやられたら、「中学校になったときに、そこまでのいじめ構造から抜け出す」ってチャンスがなくなるやんか、と単純に思うのです。

自分が通ったのは大阪近郊の農村部にある小規模な小学校でした。
町に近い新興住宅地を除けばそのほとんどが農村で、当然そのほとんどが昔から代々住み続けている人だった。

そこに親の代で移住してきたのが我が家でして。当然のように、地域としてはそれを積極的に受け入れる姿勢ではなかった。
子供の方は基本的にそんなのは関係なかった。とはいえ、「なんで、あそこの家の子と仲良くするねん」的な事をばあちゃんから…的な話は聞かんわけでもなかった。

それでも仲良くしてくれた個々人に対しては本当にありがたいと今でも思ってる。でも、そんな地域に対して積極的に好感を持っていたとは少々言いがたいし、”地域社会”ってもんに対して個人的に持っている不信感はやはりこれが根底にあるんだとは思う。


そういう環境をかなり大きく変えれたのが、中学への進学だった。
同じ小学校の人間はみんな同じ中学に進学したとはいえ、その中学校の中では少数派。自分の出身校におけるある種の上下関係は基本的に引き継がれなかった。

逆に多数派小学校側でマイノリティーだった人も、よその小学校からきた人間にとっては「割とどうでもいい上下関係」として処理してしまい仲良くしやすくて。それを狙ったわけでもないのですが、中学校では結果的にそういう人とつきあう機会が多かった気がする。

そんなボチボチよい学校内環境の中で、ほどほどにがんばってまあ悪くはない高校に進学し、そこでもそこそこの環境を得られた。今にして思えば、努力とは無関係にほぼ偶然与えられた高校時代の環境が、今まで生きてきた中で一番、意欲や向上心などのバランスがよかった(それがその後の苦労を呼び寄せた気もしますがw)。


小中一貫制にはある種の効率性があるのは確かだと思うのです。小規模自治体の小中学校を下手に統合しようとすればいろいろと反対がありますが、「小中一貫校1つに統一する」的なことを言われると恐らくは反対しにくい。管理する側からも楽だとは思う。

しかし、なんやかんやで選べる私立ならいざ知らず、地域的にほぼ強制的に行く学校が決まる公立の小中学校でこれをやると、小学校時に決まった「マジョリティー/マイノリティー」の区分を9年間引き継ぐことになる。それをうまくフォローできる能力を持つ健全な地域社会があればそれもアリでしょうが、昔よりも劣化している地域社会にそれを期待することは無理でしょう。

正直、子供を作る甲斐性のない人間からすれば直接は関係のない話。でも、そんな教育を受けた人から将来の年金を奪い取ろうとしている三十路過ぎのおっさんからすると…結果的に奪い取れる年金額は減ることになる教育制度だろうな〜、と思う。

みんな余裕がないんや、というんは分かるんやけど…ほんま学校は選ばれへんし、その割には将来を左右する。せめて義務教育くらい逃げ場を用意しとこうや、と個人的には思います。


…なお、次のエントリーからはいつも通り「つれづれなるままにその日暮らし」な生活をさくっと書くブログに戻ります。今後とも愛想を尽かさずおつきあいいただければ、と願っていますm(_ _)m

裏山整備、進行中

この春はなぜか例年より裏山へ入る人が多い。天気とか整備の関係で今年ほど不作の年もないんですが…そんなことは知らん、って話なんでしょう。

まあでも、春のフキがほとんど刈り取られたおかげで今年は整備がしやすいのも事実。この夏で邪魔な竹を一気に処理したい、と考え中。
日当たりをよくしていろんな草木が生える山にする、あの山に手をいれた本来の目的は「大雑把すぎる箱庭療法」でしかなかった。その結果、作柄が落ちようが、来訪者の満足度が下がろうが、そんなの関係ない。

なんやかんやでどうでもいい思惑に振り回されがちなこの頃ですが…
こういうときこそ原点に立ち返る必要があるのかもな、と。
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